筆者の倉本昌弘は、「AON時代(青木・尾崎・中島)」の後の時代に活躍したプロゴルファーで、現役選手としてプレーしながら2014年に「日本プロゴルフ協会会長」に就任。
自らの米ツアー参戦の経験から、日本ゴルフ界の制度改革を行っている人物です。
本書はコースをラウンドするにあたっての「心構え」を説いています。
冒頭に、ただ漫然とラウンドするのではなく、自分の実力に合わせた攻略法を考えてプレーをすることとし、攻略方法は1つではなく、Aプランは理想、Bプランは安全、Cプランはさらに安全なものとして、リスクと報酬を考えたラウンドを指摘しています。
具体的には、
- Aプラン ギャンブルでバーディ狙い(リスクがあっても成功すれば報酬がもらえる)
- Bプラン 手堅くパー(ボギー)狙い(報酬は少ないが、安全)
- Cプラン リスクを避け、ダボでもOK(赤字まで覚悟してリスクを避ける)
これらを考えて決定するとし、そうやってコースを攻略していけば一喜一憂することはなくなり、行き当たりばったりのゴルフから卒業できる、つまり上達できるとしています。
あれ?「プレー」や「ラウンド」を『仕事』に置き換えても意味が通じますね(笑)
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